Instagramでのマーケティング、どんなふうに行えばいい?

インスタグラムにおけるマーケティング方法は?

インスタグラムは、2017年に「インスタ映え」という流行語を生み出すほど話題になりました。現在もユーザーは増加し続けており、国内月間アクティブユーザー数は3,300万人を突破しています。

インスタグラムユーザーの増加に伴い、インスタグラムマーケティングに取り組む企業が増えてきています。インスタグラムマーケティングとは、インスタグラムでプロモーションを行うマーケティング手法のことです。

インスタグラムに自社製品やサービスに関係する投稿を行い、認知アップや売り上げ向上、企業ブランディングなどに活用するのです。

インスタグラムマーケティングは、成果が期待できる手法ですが、向いている商品や業界が限られている手法でもあります。

どのような業界が向いているのか、他のSNSを使ったマーケティングとインスタグラムは何が違うのか、ご紹介していきます。

 

インスタグラムの特徴とは?

SNSには、FacebookやTwitter、Lineなどもありますが、それぞれにユーザー層が異なり、使われ方も違います。

インスタグラムは、特に20代~30代の女性にユーザーが多いコミュニケーションツールです。そしてインスタグラムの一番の特徴は、写真や動画の投稿だということです。

写真にコメントを付けられますが、気に入った写真や動画のコメントしか見てもらえないことが多いです。拡散力は弱く、ハッシュタグで検索して興味のある投稿を探す、というシステムになっています。

ハッシュタグは複数付けることができるため、マーケティングに活用する際は、どのようなハッシュタグを付けるかが重要なポイントになります。

インスタグラムは若い女性がプライベートに使うケースが多いため、ビジネスや広告、販売色の強い投稿は違和感を持たれて、敬遠される傾向にあります。

写真や動画を投稿する際には、美しいビジュアルや質の高い画像、インパクトのある面白い画像などを使い、ユーザーの好みに合わせることが大切です。

 

インスタグラムマーケティングにマッチする商品とは?

インスタグラムマーケティングは、写真や動画でユーザーとのコミュニケーションをとります。そのため、向いている業界、向いていない業界、相性の良し悪しがあります。

インスタグラムに向いているのは、女性をターゲットとする商品やサービスです。レディースファッション、美容や化粧品、飲食店、観光や宿、インテリアなどは、特に相性が良い業界になります。

インスタグラムは若い女性ユーザーが多いため、女性が好むビジュアル、写真映えする商品、おしゃれなものや可愛いものが、ユーザーの支持を得られる傾向にあります。

例えばファッションでは、新商品の紹介だけではなく、商品のコーディネイト提案も好まれる投稿です。飲食店では、写真映えする面白いメニューやおしゃれな店内装飾、特徴のある店舗写真なども人気があります。

それと反対に写真で見ても楽しくないもの、伝わらないものは、インスタグラムに向いていません。金融や証券、コンサルタントなどの、写真だけでは伝わりにくい業界も向いていません。

インスタグラムマーケティングは向いていればメリットの多い手法です。しかし向いていない業界や商品では効果が期待できないため、自社に向いているかどうかの判断は慎重に行いましょう。

 

インスタグラムマーケティングでできることは?

インスタグラムマーケティングでは、自社のアカウントを作成すれば、あとは自社内からでも手軽に投稿が可能になります。インスタグラムに投稿するだけで、自社の商品や自社を発信することができるのです。

さらにインスタグラム広告に出稿することも可能です。インスタグラム広告には、4種類の広告があります。タイムラインに写真を表示する広告、動画を表示する広告、ストーリー広告、複数の写真が掲載できるカルーセル広告です。

インスタグラム広告はターゲティングを絞り込むことができ、写真や画像で認知を高めることができるため、成果が期待できると人気があります。

またインスタグラムを上手く使えば、企業ブランディングも可能になります。インスタグラムに投稿する写真サイズや雰囲気を統一すると、独自の世界観を作ることができます。

同じような被写体を撮影しても撮影方法や色調で、自社ならではの写真にすることは可能です。インスタグラムで世界観を作り上げることで、自社の目指すものやセンスを、ユーザーに伝えることができるのです。

ブランディングにより、その世界観に注目してくれるファンを、獲得できる可能性もあります。インスタグラムには上質の画像が集まるため、ブランディングを目指す際には、画像の質にこだわることが必要です。

 

インスタグラムマーケティングの活用例

インスタグラムマーケティングの活用例として、ユーザー参加型キャンペーンがあります。これは、インスタグラムユーザーに企業からテーマを提示して、テーマに沿った写真を募集するキャンペーンです。

ユーザーに写真を撮影してもらってから、キャンペーンで指定したハッシュタグを付けて投稿してもらいます。投稿してくれた人の中から、抽選でプレゼントがもらえる特典などを付けて、投稿を促します。

ユーザー参加型キャンペーンには、ユーザーとの接点を持つことができて、写真投稿を増やすことができるというメリットがあります。

他にユーザーとの接点を持つことができる活用法としては、インスタグラムを使ったアンケートがあります。インスタグラムストーリーズのアンケート機能を利用するものです。

ストーリーズのアンケート機能は2択です。ユーザーが答えやすく、参加したくなるようなアンケートを作成するのがポイントです。

商品やサービスにユーザーの意見を取り入れたい時に活用すれば、ユーザーも意見が反映されて、企業も改善ができるため、双方にメリットが生まれます。

インスタグラムマーケティングを活用する際に注意すべきことは、インスタグラムユーザーが好み、欲しているものを発信するということです。

企業側からの一方的な情報発信にならないように注意しながら、インスタグラムをマーケティングに活用すれば、成果につながるアプローチが可能になることでしょう。

 

 

関連記事

  1. 拡散力の高いSNSを利用!ソーシャルメディアマーケティングとは?

    ソーシャルメディアマーケティングというのは、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)を活用したマーケティング手法のことです。 Facebook、Twitter、Instagram、LINE、TikTokなどは、発信力、拡散力、コミュニケーション力などに優れています。

  2. 広告を出稿できるSNS、それぞれどんな特徴がある?

    SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、国内でも年々利用者が増加しています。SNSは強い発信力を持つツールですが、それだけではなくコミュニケーション力や拡散力にも優れています。

  3. LINEの公式アカウントを取得したい!どうすればいいの?

    LINEは日本人の6割以上が利用しており、毎日利用している人の割合も8割を超えています。LINEの利用者数や利用率はSNSの中でもトップレベルです。

  4. Twitter上でのマーケティング、どんなメリットが有る?

    Twitterは、気軽につぶやくように投稿できるコミュニケーションツールで、Twitterに投稿することを「ツイートする」とか「つぶやく」と言います。 世界中に多数のTwitterユーザーがおり、日本国内でも月間アクティブユーザー数は4,500万人を超えています。

ページ上部へ戻る
Close Bitnami banner
Bitnami