デジタルマーケティング
デジタルポイントカードは無料で開始できる!LINEショップカードについて解説!
ラインショップカードとは?
デジタルポイントカードは、ポイントの管理もしやすく、集客促進のクーポン配信などもできる、便利なポイントシステムです。
さらに、カードの印刷費やカードの在庫管理なども要らないため、経費が節約できるのも嬉しいメリットです。しかし本格的なデジタルポイントカードのシステムを使おうとすると、月額使用料がかかることも多いです。
「できれば無料のデジタルポイントカードを使いたい」という方は、「LINEショップカード」を検討してみてはいかがでしょうか。
LINEの「公式アカウント」か、もしくは「LINE@」ならば、デジタルポイントカード「LINEショップカード」を、無料で発行・管理できるのです(※有料プランの場合、プラン料金がかかります)。
ポイント付与・販促に役立つ機能・分析などの機能を、無料で使うことができるため、個人事業者でも導入しやすくなっています。では、LINEのデジタルポイントカードについて、詳しく機能を確認していきましょう。
ラインショップカードの特徴と機能は?
「LINEショップカード」には、ポイントの付与、特典の設定、リッチメニューによる告知、利用データの簡易分析、友だちの獲得、などの機能があります。
ショップカードの管理に関しても、通常使用しているLINEアプリで管理できるため、大変便利です。
ポイント数は、1~50まで設定可能です。ポイントをゴールまで貯めると、特典がもらえるように設定することができます。ゴールの途中にも、特典を設定できます。
ショップカードは色違いで10種類あり、ポイントがゴールまで貯まった時に、カードをランクアップさせることも可能です。
ポイント発行についての統計分析もできます。さらに分析したい場合には、アプリケーション同士をつなげて共有できるAPIを利用すれば、データベースや他のシステムとの連携も可能です。
ラインショップカードが使えるアカウントは?
「LINEショップカード」は、LINEの「公式アカウント」 と「LINE@」のどちらにもある機能です。
LINEの「公式アカウント」 「LINE@」は、飲食・アパレルなどの店舗を運営する企業などが使える、LINEのビジネスアカウントです。
この2つのツールの違いは、配信数や投稿数の上限に関する違いです。「公式アカウント」は大企業や大規模ビジネス向きで、「LINE@」は中小企業や個人向けになっています。
ラインショップカードを導入するメリットは?
ショップカードは「友だち」を増やしたい時には、最適のアプローチ方法です。顧客に対して「ポイントを集めていませんか」という言葉がけを行い、「友だち」集めができます。
ポイント数に応じた「特典」を設定することで、顧客に「ポイントが貯まると特典がもらえるから、同じ店に行こう」と思わせることができます。顧客を囲い込む効果が、期待できるのです。
また「もう少しポイントが貯まると「割引クーポン」がもらえる」などの理由で来店を促すことにもつながります。
LINEのショップカードならば、店舗側も顧客もポイントの利用を、LINEのアプリで完結することができます。今まで新しいアプリをダウンロードすることを面倒に感じていた顧客も、新たにダウンロードする必要がないため、利用してもらいやすいのです。
店側にとっても、ポイントの管理までLINEのアプリ上で完結できるため、管理するための負担が極めて少ないのがメリットです。
しかも無料で導入できるため、個人店舗でも導入しやすいのです。
ラインショップカード開設から顧客の利用までの流れ
「公式アカウント」か「LINE@」にて、ショップカードを作成して公開します。次に店舗に来店され、ショップカードを開設してくれる、顧客用QRコードを用意します。
来店した顧客自身でQRコードを読み取ると、設定したポイント数が付与されます。
従来のカード式ポイントカードは、顧客からカードを受け取ってポイントを付与してから、返却していました。今までと大きく違うところは、顧客が自分でQRコードを読み取って、ポイントをつけるところです。
カードを返却するのを忘れることや、顧客がレジにカードを忘れて帰ってしまうことを、防ぐこともできます。
ラインショップカード開設方法
それでは、「LINE@」のラインショップカードを開設するまでに、設定すべきことを順番にご紹介します。
1、カードの設定
管理画面からショップカードページに行き、「ショップカードを作成する」を押します。
2、デザインを決める
10種類のデザインから1つを選んで、デザインを決定します。
3、ゴールまでのポイント数を決める
カードのポイント上限数を1~50の間で設定します。
4、ゴール特典を決める
ゴールに設定したポイント数まで貯まった時に、どんな特典がもらえることにするかを決めます。
5、有効期限
ショップカードが使える有効期限を設定します。
6、有効期限前通知
有効期限が近くなった顧客に、通知を送ります。
7、カード取得ボーナス(任意設定)
顧客がショップカードを取得するともらえるボーナスを設定します。ショップカードを始める動機づけになります。
8、不正防止設定
設定するかどうかを決めます。
9、利用案内を記載
ポイント付与の条件や利用法・ルールを記載します。
10、リッチメニューの設定(任意設定)
ショップカードへのリンクを設定します。
11、ポイント付与画面設定
1回で付与するポイント数を決めます。(4種類設定可)
おもな設定は以上です。次にポイントのゴールでもらえる、「特典チケット」を作成します。「特典チケット」は1つだけでなく、複数作成することもできます。
「ランクアップカード」を作成する場合には、「特典チケット」に続けて作成します。
「特典チケット」や「ランクアップカード」の作成が完了すると、設定が完了になり、ショップカードを公開することができます。
ラインショップカード以外の無料ポイントカード
ラインショップカード以外にも、無料でポイントカードを作れるアプリはあります。「GMOおみせアプリ」や「Cardfeel」 「Piece Point Card」 などです。
業種や業界によっても、使いやすいアプリは異なります。店舗や業種に適したデジタルポイントカードを、探してみてください。
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