デジタル広告
検索連動型広告とは?どんな仕組みで広告を表示する?
検索連動型広告とは?
検索連動型広告というのは、GoogleやYahooなどの検索エンジンにおいて、検索結果に連動して表示される広告です。ユーザーが検索した検索結果一覧ページに、テキストで表示される広告のことで、「リスティング広告」とも呼ばれています。
GoogleやYahooの場合では、検索結果一覧ページの上部と下部に、検索連動型広告のための広告枠が用意されています。表示形式は、通常の検索結果とほぼ同じフォーマットで表示されます。
しかし、URLの前に「広告」と書いてあるものは、すべて有料の検索連動型広告です。広告がある場合には表示され、無い場合には表示されません。
以前は上部と下部だけではなく、右側にも広告枠があったのを覚えている方も多いのではないでしょうか。今は右側の広告枠は廃止されて、上部と下部のみになっています。
広告料は自分で入札単価を設定する、オークション制になっています。掲載の順位は「入札単価」と「広告品質」を合わせた総合評価により、Google側が順位を決定します。
検索連動型広告の特徴とは?
検索連動型広告の特徴としては、何かを調べたい、知りたいという積極的なユーザーに対して、広告が表示できることです。
ユーザーが検索エンジンサイトで検索をする時には、「何かを買いたい」「知りたい」「比較したい」などの、目的を持っています。
つまり比較的強いニーズを持ったユーザーに、広告を表示できるという特徴があるのです。そのため、成果につながりやすいやすいといえます。また検索連動型広告は、数千円から広告出稿が可能なため、低予算でも始めることができます。
「SEOとの違い」とそれぞれのメリット、デメリット
検索連動型広告を出稿しなくても、SEOでも同様の成果を上がられる可能性はあります。では検索連動型広告とSEOには、どのような違いがあるのでしょうか。
SEOと検索連動型広告の主な違いは、「有料と無料」「表示される場所が異なる」「表示をコントロールできるかできないか」の3つです。
SEOは自分で対策をすれば無料ですが、検索連動型広告は有料です。表示される場所は、SEOは通常の結果表示欄に表示され、検索連動型広告は広告枠に表示されます。
まず短期的に成果を上がなければならない場合には、検索連動型広告が有利です。SEOの場合は、取り組みを始めてから順位が上がるまでに、早くても3ヶ月から半年ほど時間が必要だからです。
しかし特に成果を急いではおらず、長期的な成果を期待する場合には、SEOが有利です。検索連動型広告は広告を出稿している期間しか、成果が期待できませんが、SEOは一度順位が上がると、長期間成果を期待することができます。
どちらかを必ず、選ばなければならないわけではありません。必要に応じて使い分けていくのが、上手な使い方です。
検索連動型広告の出稿先は?
検索連動型広告の出稿先は、検索エンジンです。出稿できる検索エンジンには、「Google」「Yahoo!JAPAN」「MSN」「goo検索」などがあります。
基本的には、どこの検索エンジンに出稿すると、費用対効果が高い成果が得られるのかを考えて出稿します。検索数や金額、出稿できる期間、競合先、モバイルかPCか、などを考慮しながら決めていきます。
しかし予算がある場合、すべてのユーザーを対象にしたい場合には、複数の検索エンジンやすべての検索エンジンに出稿することも可能です。
検索連動型広告の申込先や方法は、出稿先ごとに決まっています。それぞれの違いをご説明していきます。
GoogleはGoogle広告(旧Google AdWords)
Googleの検索連動型広告は、Google検索結果一覧にテキスト広告を出すことができます。Google AdWordsは、Google広告に名称が変更されました。今後は、Google広告で広告申し込みができます。
Google広告は、基本的には地域や予算、キーワードなどを指定して出稿します。効果的な運用をするためには、広告の効果測定を分析して、どのような出稿が効果的なのか改善していく姿勢が大切です。
Yahoo!JAPANやMSNはYahoo!プロモーション広告
Yahoo!JAPANやMSNの検索連動型広告に出稿したい場合には、Yahoo!プロモーション広告で申し込むことができます。
Yahoo!JAPANは利用者数も多いため、Googleと同様に人気がある出稿先です。Yahoo!JAPANはGoogleの検索システムを使用していますが、広告に関してはそれぞれ別の扱いになっています。
goo検索はレモーラ・リスティング サービス
NTTグループのgoo検索は、レモーラ・リスティング サービスから出稿することができます。レモーラ・リスティング サービスは、NTTコミュニケーションズの子会社のクロスリスティングが運営しています。
30代や40代などの年配の層がターゲットになっています。他の検索エンジンと比較すると競合率が低いため、低価格で成果が期待できる場合もあります。
求職者向け求人検索エンジン
通常の検索エンジンではありませんが、求職情報のみを掲載している求人検索エンジンのサイトがあります。「Indeed」「CareerJet」「スタンバイ」などです。
これらは一般的な求人サイトではなく、求人版の検索エンジンなのです。Web上のサイトから、求人情報だけを抜き出して検索し、検索結果一覧を表示しています。
そのため検索連動広告も、検索結果ページに求人広告が表示される、というシステムになっています。
アプリでの検索連動広告とは?
ユーザーがスマートフォンやタブレット端末で、アプリを検索した際に検索結果一覧にアプリの広告を表示するのが、アプリの検索連動広告です。
近年、企業がモバイルアプリを導入することが多くなりました。アプリはホーム画面から直接起動することができるため、使いやすく忘れられにくいというメリットがあるためです。
それに伴い、世の中にアプリの数が増えており、アプリをアピールする広告が注目を浴び始めています。例えばApp Storeの場合は、アプリ検索結果の一番上部に、広告枠が1つ設定されています。
基本的には他の検索連動型広告とよく似ており、「クイズ」と検索した場合には「クイズ」のアプリの広告が表示される仕組みになっています。
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