デジタルマーケティング
Eメールマーケティングではどんなタイミングでメールを配信するの?
Eメールマーケティングでより効果を上げるには?
Eメールマーケティングで効果を上げるためには、開封率(読まれる確立)を上げることが重要です。Eメールは開封してもらえなければ、その時点で効果がなくなってしまうからです。
Eメールは電話とは異なり、24時間送信も受け取りも可能です。そのため、いつ配信しても同じだと思ってはいませんか。
できるだけ多くの人に読んでもらうためには、配信するタイミングを計らなければなりません。曜日や時間が変わるだけでも、開封率が変化することが分かっているためです。
配信するターゲットの属性などでも、最適な配信のタイミングが変わります。そのため実際にEメール配信をして、試行錯誤をしながら、ベストなタイミングを見つけることも必要です。
またECサイトや教育・旅行などの、季節で左右される分野では、さらに大きな周期での考慮が必要です。クリスマス商戦や受験の季節、夏休みやお盆休みなどに向けて、戦略的にアプローチすると効果的だからです。
最適なメール配信のタイミングとは?
最適なEメール配信のタイミングは、ターゲットの開封率がアップする時間の直前です。少なくとも、開封率が高い時間から1時間前以内に、配信するのがベストです。
なぜかというと実際に配信されたメールは、配信後1時間以内が最も読まれているためです。そして2時間後、3時間後と、どんどん開封率が下がっていきます。
Eメールも配信後に時間がたつと鮮度を失い、どんどん読まれなくなってしまうのです。少しでも他社との差別化をしたいと考えている場合には、配信のタイミングを極力重視すべきなのです。
一般的には火曜日の開封率が高い
一般的な開封率に関するGetRespose社の調査では、Eメールの開封率が最も高いのは火曜日です。そして次に開封率が高いのが、金曜日でした。
そのためEメールはできれば火曜日に、そうでなければ金曜日に配信すればいい、ということになります。
逆に開封率が悪いのは、土曜日と日曜日でした。週末は遊びに行くなどして外出することも多く、Eメールを読む気分ではないのだろうと思われます。
月曜日も、開封率は高くありません。まだ休日の余韻が残っていることも考えられます。火曜日になると、仕事に気持ちが向き始めるのか、開封率がアップします。
クリック率が高いのは金曜日
また開封率ではなく、クリック率が最も高いのは金曜日です。クリック率に関しても、開封率と同様に土曜日と日曜日が低くなっています。
クリック率は火曜日から高くなり、金曜日に向かって徐々にアップしていきます。クリック率を上げたいEメールの場合は、金曜日に配信するべきだと言えます。
一般的には15時の開封率が高い
Eメールに関するSuperOffice社の調査によると、 メールが開封率が高い時間は15時です。15時の前後の時間帯も、比較的開封率が高くなっています。
落ち着いてEメールを見る余裕ができるのが、15時前後になるためなのでしょう。
朝の6時ごろは、最も開封率が低い時間です。朝は忙しく、落ち着いてEメールを読むような時間がとれないようです。
ターゲットに合わせて配信時間を決めよう
ターゲットを絞らない場合の、一般的な開封率をご紹介してきましたが、Eメールマーケティングでは、属性や趣味などで対象者の絞り込みを行うことのほうが多いです。
配信時間を決めるには、ターゲットのライフスタイルを考慮して、最適な時間帯を探していきます。基本的には、Eメールは余裕のある時間に読まれています。
ターゲットごとに分類した最適な配信時間に関する情報と、どのようにEメールマーケティングでの開封率がアップする配信日時を、探していくのかをご紹介いたします。
■B to B向け(ビジネスマン)がターゲットの場合
B to B(ビジネスマン)向けのEメール配信では、 ビジネスマンの行動パターンを考慮して配信時間を決める必要があります。
ビジネスマン向けのEメール配信の調査によると、開封率が高い時間は「8時台」「13時台」「16時台」になっています。
「8時台」「13時台」「16時台」の開封率が高い理由を、ビジネスマンの行動から考えてみましょう。「朝仕事を始める前にEメールを読む」「昼食が終わり午後の仕事が始める前にEメールを読む」「仕事が終わる前にEメールを読む」、などのパターンが考えられます。
また他には、平日の11時から13時の開封率が高いという調査結果もあります。平日の11時から13時の開封率が高い訳は、多忙なため昼食を食べながらEメールを読んでいるとも考えられます。
■主婦がターゲットの場合
主婦をターゲットにしたEメール配信では、13時から15時の開封率が高くなっています。これは主婦の生活では一番落ち着いて時間がとれるのが、13時から15時だからでしょう。
朝は忙しく、夕方からも家族が帰ってくるために、主婦は忙しくなります。主婦向けのEメールの配信時間は、13時から15時が最適だと言えます。
■学生がターゲットの場合
学生向けの場合には、夜間がよく読まれています。特に21時以降の遅い時間が、最適な配信時間です。
学生は昼間は学校があり、夕方もサークルやバイトなどがあるため、忙しいのだと思われます。学生は通学時間が長い人も多いため、朝の通学時間も比較的適した配信時間だと言えます。
季節を重視すべきEメールマーケティングとは?
ECサイトや教育および学習塾・旅行・レジャーなどの分野では、Eメール配信する季節の選択が重要になります。
ECサイトではクリスマス商戦やお正月などの季節イベントに向けて、商戦をスタートする数か月前からマーケティング戦略を立案しましょう。
学習塾・旅行・レジャーなどの分野でも、顧客が具体的に検討を始める時期をリサーチして、Eメールマーケティングの戦略を立案する必要があります。
自社の新製品発表がある場合は、Eメールマーケティングを行うチャンスです。新製品発表に合わせて単発のEメールを配信して反応を探ります。開封された場合には、ステップメールの配信を始めてもいいかもしれません。
Eメールマーケティングでは、配信後の効果測定や分析が大切です。ターゲットに最適な配信ができるようになるまで、改善を続けていきましょう。
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